青年会議所_議案_忘備録

メンバーのつぶやき

「本質」を見抜くの力

この前も書きましたが、
青年会議所でよく聞く言葉に、

「本質は何ですか?」

というものがあります。

この「本質」という言葉について、
私なりに定義づけるとしたら、

「その物コトを構成するもっとも重要な要素」

だと思います。

ひとつの物事を構成する様々な要素を分解し、
優先順位をつけた時に、
もっとも上位にくるものと言い換えても良いかと思います。

この「本質」を見抜く能力がつくと、
今、自分が何をしなくては行けないか明確になりますし、
行動に無駄がなくなります。

青年会議所で活動すると、
「時間の使い方」がうまくなると言われることもありますが、
それは、この「本質」を見抜く能力が
知らず知らずに養われていくからだと感じます。

勉強する機会

青年会議所に入会して良かったと思えることで、
全く新しい分野に対して「勉強」する機会が与えられる、
というのがあります。

私も入会して、

「まちづくり」
「地域のきずなづくり」
「子どもの貧困」
「着地型観光」
「ブランドづくり」

など、様々なことを勉強させていただきました。

それも座学だけでなく、
常に実践を伴った学びです。

こういった学びの中で、
自分の仕事や生活に活きていることが多々あります。

そして多くの出会いがありました。

「学び」や「出会い」がこれほど溢れている組織は、
私は青年会議所しか知りません。

時間やお金は確かにかかりますが、
それ以上のメリットがここにはあると今はしみじみ思います。

言葉の選び方

青年会議所で議案を作成し、
上程した経験がある方なら分かると思うのですが、

とにかく言葉の選び方が難しい!

曖昧な表現をしようものなら、
質問されまくり会議が炎上します。

よくされる質問として、

「運動の本質を学びます」

と記載すると、

「あなたが考える本質とはなんですか?」

など、ひとつ一つの言葉に対して、
もれなくツッコミが入ります。

「組織として戦略的な広報を展開します!」
「組織として戦略的とは?」

などなど。

最初の頃はただの揚げ足取りだと思っていたのですが、
これは非常に大切なことだと、今は思います。

要するに、その議案に対して、

深く考えているのか?

を質問者は知りたいわけですね。

青年会議所をやっていて良かったと思ったことの一つに、
この議案作りがあります。

論理定に、そして言葉選びから深くを考えるということを
学びました。

有名なトヨタの「なぜなぜ分析」と同じですかね。

私は青年会議所の議案作りから学んだことが多いので、
是非、入会したからには議案作りを経験して欲しいと思っています。

問題発見と解決

先日、当LOMで研修例会が行われました。

今回は分析力をつけるためにフレームワークを学ぶという内容でしたが、
ビジネスにおいても非常に役立つもので、
メンバーにとって学びの多い時間となったと思います。

この中で、青年会議所メンバーにとって、
特に必要だなと感じたのは「問題発見」能力です。

「問題発見プロフェッショナル」という本で書かれているのを、
昔読んだことがあり、そこに書かれている内容ではありましたが、
改めて大切な視点だと思いました。

「問題」とはすなわち、
「現状」と「理想」の差異である。

ということです。

これを例会議案に置き換えると、
「現状」は事業実施の背景であり、目的は「理想」です。

この「現状」と「理想」の差異を、
見出し、それを置ける様々な手法で解決していくを示すものが、
例会だと思います。

「現状」と「理想」

どちらか片方でもしっかり捉えられていないと、
内容はブレてしまい、
事業構築が困難になります。

これらの視点を日頃からしっかりと持つために、
自らの信念を持ち、
現状を捉えるための学びを怠ることのないよう、
邁進していきたいと思います。

青年会議所活動を個人が発信すること

青年会議所でも、
組織としてホームページやSNSを活用しているところは多いのですが、
個人で発信しているものは少なく感じます。

ひとつ原因として、
歴史を重んじる縦割りの強い組織ですから、
周りの目が気になり、
気軽に発信できない風潮があるのかと思います。

また、発信したとしても、
それは当たり障りのない無難な記事になってしまいます。

「誰に」「何を」伝えたいかで、
記事の内容は変わるかと思いますが、

ブログや SNSでは、それが良いこと、悪いこと関係なく、
もっと自分の思いを吐き出すべきだと個人的には思います。

知られたくなければ、
このブログの様に匿名で書けば良いだけです。

このブログに関していうと、
誰かに見られることは全く想定していません。

タイトル通り、私個人の忘備録であり、
文章の練習として使っています。

ただそれでもある程度、言葉を選んだり、
読みやすい様に書こうと意識はしています。
(上記の通り、練習の場なので)

思っていることは、うちに秘めるより、
どこかでアウトプットした方が、
後々役立つことが多々あります。

文章を定期的に書き続けていると、
様々なスキルアップにつながると思いますので、
青年会議所のメンバーはどんどん発信すべきだと思います。

付加価値をいかに売るか

青年会議所のメンバー動員、拡大活動において大切なのは、
青年会議所の「付加価値」を如何にして売るかだと思っています。

では青年会議所の「付加価値」とは何か?

それはメンバー個人によって「人脈」だったり「自己成長」だったり、
「意識の変化」だったり様々だと思います。

何にせよ、「付加価値」を伝えるためには、
自分自身が青年会議所の「付加価値」を感じ、
それを高めて行かなくては人に売ることはできません。

拡大にせよ、動員にせよ、
まずは自分にとっての青年会議所の「付加価値」は何であるかを
しっかりと認識し、それを磨いていくことが
様々な人を巻き込む力になっていくと思っています。

青年会議所の魅力を、一般論で語ったり、
受け入りばかりで話しても人には伝わりずらい。

まずは自分自身がしっかりと青年会議所の自分にとっての価値と、
向きあうことから始めてはいかがでしょうか?

青年会議所の研修

青年会議所は人生最後の「学び舎」と、よく言われます。

組織の中に研修委員会が設けられ、
年間を通じて研修事業を行うLOMも多いかと思いますが、
僕としては、青年会議所活動を行うこと自体が何よりの研修だと思っています。

青年会議所活動を行うために、時間の作り方を考え、
活動中は自分の役職、立場に応じて臨機応変に動き、
様々なダメ出しをされ、反省を繰り返す。

この一連の流れが何よりの研修だと思うわけです。

研修事業だけが研修ではありません。

自分の心構えや意識自体で、
青年会議所は何よりの学び舎になりうるのです。

こうした意識を常に持って活動しているメンバーと、
何となく活動しているメンバーとでは、
一年後には相当な差が出てくると思います。

青年会議所活動をしていると、
理不尽に思えることも多々あるかと思います。

しかし、それを無駄と捉えるか、
その中に幾ばくかの学びを見つけるかで、
その時間の意義が大きく変わって来ます。

私自身も、青年会議所歴が長くなってきました。

変な「慣れ」がでないよう、心がけたいと思う、
今日この頃です。